■で、ブックスキャン社からダンボールが届いたので、早速ツメツメ梱包してみた。
■これが意外と難しい。
現行の著作権問題に配慮する形で、スキャンした書籍は最終的に破断されて廃棄処分となる。つまり、実体はこの世からなくなり、データだけが残るというわけだ。
その段階において、人類は初めて「本とは何だったのか」と言う疑問に回答が出されたのだった。
つまり、本はデータの集積と言うだけではなく、本という形体自体にも大きな意味合いがあるのだ、と気付かされるわけである。
■哲学的に難しいのと同時に、もうひとつ難しい問題が有る。
これが、経済的問題だ。
データ化することで、家賃に対する書籍の占有率は格段に減る。というか、クラウド化すればほぼゼロに近くなる。
しかし、データ化すると言うこと自体にお金がかかるのである。
ブックスキャンだと、OCR込のプレミアで、200円/350Pである。
■となると、
1.本という形で残したいもの
2.データだけでいいから残したいもの
3.お金をかけてデータ化するほどで無いもの
4.いらない本
■暫定的な結論として、本と言う形体ではなくてもいい(not 1)けど、
残しておきたくて、お金をかけても良い(not 3)もの、となる。
いやはや、こんなに迷うとは思わなかった。
■では、どんな本がデータ化一号便に詰められたのか、後ほど紹介していきたいと思います。