■明日は中医臨床センターにおいて、鎌田剛先生率いる、「中医アドバンスコース(卒後研修)」の事前指導日なので、らせん堂はお休み。
したがって、患者さんの予約を金・土に詰め込んだので帰宅は11時過ぎになりまんた。
■で、帰宅すると弟が「イカ釣ったんで捌いておくれ」と。1キロ近くある立派なイカでござんす。(写真忘れた)
■コウイカ(スミイカ)ですた。甲イカですから、乙イカがいると言うわけではなく、甲羅が有るわけで、イカ骨ですな。
まず甲羅にそってイカを分解すると、立派な甲羅が出てきました。烏賊骨。海螵蛸。
海螵蛸为乌贼科动物无针乌贼或金乌贼的内壳。产于中国沿海如辽宁、江苏、浙江等地。原动物肉食性,栖息于海底。味咸、涩,性微温。归肝、肾经。功效收敛止血、固精止带、制酸敛疮。临床用名有海螵蛸、乌贼骨。
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■で、スミイカは上手く墨袋を剔出しないと、辺り一面「墨を流したような」暗黒に染まるのです。
と思いきや、〆られたイカは既に最後の一撃を発射した後らしく、つり場から持って帰ってきたビニール袋の中は墨だらけ。さすがスミイカと呼ばれるだけあって、墨の量がハンパじゃない。
■「一夜干しが良い」と言う拙者に対して「刺し身で食いたい」と言う弟。ま、とりあえず甲羅・内蔵・ゲソ・本体と分解して、本体は丁寧に皮を剥ぎ、一部を刺し身にしてみた。刺し身に使用した鍼はセリリンのディスポーザブル鈹鍼15番である。
イカには寄生蟲がおる可能性があるので、刺し身は薄く作りましょう。
そして、二人でムシャムシャと喰い始めた。
うーむ、ウマイはウマイが、なんとなく味が薄い。やはり残りは一夜干しにすべきであろうと言うことで、弟が干し籠を持ってきた。
一夜干しにするだけで、体に良い成分は減少して美味しい成分へと変貌する。
最近、ベランダに猫が住み着いたのが心配だが、メンドクサイのでそのまま物干し台に籠を吊るした。(泥棒猫に取られるオチを乞ご期待)
---つづく